【「フランスいにしえの吐息」に寄せて⑦再掲載致します】
平素お世話になっております。
弊社新譜「フランスいにしえの吐息」をご愛顧くださり、ありがとうございます。
来る10月19日(日)
「フランスいにしえの吐息」発売記念演奏会を行います。
それまでの期間、
2023年に同タイトルで行った演奏会に寄せて
藍原ゆきがその時の心情を綴ったものを
順次掲載いたしますので、
ご一読いただければ幸いです。
演奏者の、その一時の気持ちを通じて
今回の演奏会を身近に感じていただければと思います。
演奏会の方も
何卒、よろしくお願い申し上げます。
フィアンメッタレーベル事務局
✨CD発売記念演奏会のご案内✨
『フランス いにしえの吐息』
ヴィオラダガンバとチェンバロが織りなす、フランス古楽の香り高き世界へ——。
このたび、CD『いにしえの吐息 – France, the ancient sigh』の発売を記念し、演奏会を開催いたします。
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🎶【発売記念演奏会】
マラン・マレ:組曲 ニ短調(1686年)/組曲 ロ短調・ニ長調(1701年)
クープラン:第27オルドル ロ短調(1730年)
日程:2025年10月19日(日)
時間:開場 13:30/開演 14:00
会場:今井館 聖書講堂
〒113-0021 東京都文京区本駒込6丁目11-15
入場料:全席自由 4,000円
ヴィオラダガンバ:藍原ゆき
チェンバロ:渡邊温子
🔗 お申し込み・お問合せ:
https://yuki-aihara.com/contact
※※※
「フランスいにしえの吐息」に寄せて⑦
マレは、最初の公的出版物である
「ヴィオール曲集」第1巻を
リュリに献上しています。
演奏会でも取り上げる
「ヴィオール曲集」第2巻より組曲ロ短調では
「リュリ氏のトンボー」を書いています。
サント・コロンブに続き
マレの師であったと伝えられる
リュリについて触れてみましょう。
※※※
ジャン=バティスト・リュリ(1632〜1687)
リュリは1632年、
フィレンツェで生を受けた。
1646年にフランスに渡り
ルイ13世の弟の娘である
アンヌ・マリー・ルイーズ・ドルレアンの
下男となります。
彼女は音楽を保護していたので
若いリュリの才能を見出し
音楽教育を受けさせた。
1653年頃、ルイ14世の目に止まり
国王付き器楽曲作曲家となる。
その後、1660年代にかけて
王のために多くのバレエ音楽を手掛け
王自身も躍り出として出演し
確固たる信頼を築いた。
手掛けたジャンルは
コメディバレエ、宗教曲、オペラなど
その題材は多岐に渡る。
1661年、ルイ14世が親政を開始すると
リュリも宮廷音楽監督となり
フランス国籍を取得した。
1687年、床に伏した国王の当病平癒を祈願し
宗教曲を指揮していた所
指揮棒が脚に当たり、傷を負う。
その傷を拗らせ、この世を去る。
リュリの時代は
音楽の趣向に大きな変化が見られた。
快活な拍子感の舞曲が好んで取り入れられ
ルネサンスからの様式が次第に薄れていった。
サラバンド、シャコンヌ、ジーグ、パスピエなどが
新しく取り入れられ
アルマンドは拍子感を大きく変更することになった。
ルイ14世はメヌエットを愛し
宮廷舞踊に取り入れたが
恐らく、リュリの貢献によるものであろう。
楽団にも様々な楽器を置き
「フランス風序曲」の確立など
後々まで、フランス宮廷の枠を離れて
大きな影響を及ぼすことになった。
(続きます)
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