【「フランスいにしえの吐息」に寄せて⑩再掲載致します】
平素お世話になっております。
弊社新譜「フランスいにしえの吐息」をご愛顧くださり、ありがとうございます。
来る10月19日(日)
「フランスいにしえの吐息」発売記念演奏会を行います。
それまでの期間、
2023年に同タイトルで行った演奏会に寄せて
藍原ゆきがその時の心情を綴ったものを
順次掲載いたしますので、
ご一読いただければ幸いです。
演奏者の、その一時の気持ちを通じて
今回の演奏会を身近に感じていただければと思います。
演奏会の方も
何卒、よろしくお願い申し上げます。
フィアンメッタレーベル事務局
✨CD発売記念演奏会のご案内✨
『フランス いにしえの吐息』
ヴィオラダガンバとチェンバロが織りなす、フランス古楽の香り高き世界へ——。
このたび、CD『いにしえの吐息 – France, the ancient sigh』の発売を記念し、演奏会を開催いたします。
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🎶【発売記念演奏会】
マラン・マレ:組曲 ニ短調(1686年)/組曲 ロ短調・ニ長調(1701年)
クープラン:第27オルドル ロ短調(1730年)
日程:2025年10月19日(日)
時間:開場 13:30/開演 14:00
会場:今井館 聖書講堂
〒113-0021 東京都文京区本駒込6丁目11-15
入場料:全席自由 4,000円
ヴィオラダガンバ:藍原ゆき
チェンバロ:渡邊温子
🔗 お申し込み・お問合せ:
※※※
「フランスいにしえの吐息」に寄せて⑩
マレと数秘術
今回、演奏する
2巻の「リュリ氏のトンボー」は
ちょうど、99、100ページ目に当たる。
ただそれだけで
私は鳥肌が立つ想いがする。
※※※
18世紀のフランスでは
特にマルセイユ地方で、盛んに
タロットカードが作られて
普及していた。
そもそも、ゲーム用だったタロット。
現存する最古のタロットは
北イタリアのもので
ゲーム用というより
芸術作品として息を呑む美しさだ。
バッハの作品が数秘術と関連があることは
有名だけれど
マレが活躍した当時のフランスにも
数秘術と関連した認識があったと思う。
タロットの理論で数字をなぞると
「1」でエネルギーが生まれ
「2」で初めて前が見える。
「3」で混沌から対象が認識され
同時に、枠や制限も朧気に生じてくる…
※※※
今まで、目の前のことに精一杯だったけれど
やっと、落ちついて
勉強ができるようになった。
ずっと勉強したかった
専門レパートリーに関連する
時代背景、思想を深めていきたい。
大人になった今、
新しいものの見方、考え方に触れる時
今の自分の立ち位置、あり方から
時にはギャップを楽しみつつ
共感したり、刺激を受けて
ただの固まった知識ではなく
現在に生きるメッセージとして
捉えることができる大きな喜びを覚える。
※※※
タロットは、20世紀初頭に
「黄金の夜明け団」によって
「ウエイト・スミスタロット」として
ユダヤ教や古代エジプトなどの理論を取り入れ
新たな産声を上げることとなった。
占い用でも、ゲーム用でもない
魔術系タロットの誕生である。
「魔術」というと
なにか中二病的な響きに聞こえるが
「魔術」とは、本当はなんのことだろう。
数世紀前は、自分の職業さえ
自分で決めることはほぼあり得なかった。
大きく様子が変わった今の時代、
「魔術」の意義とはなんだろう。
私達はそこに、
なにを見出すことができるのか。
私の大好きなタロティストは
現代の「魔術」をこう定義している。
無意識に固定化された
ものの見方を改めて
複数の視点で俯瞰して捉えることで
気づきを得ていく
それによって、環境を変えていく力
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