2025.09.30
「フランスいにしえの吐息」録音プロジェクトに寄せて①再掲載致します

 

【「フランスいにしえの吐息」録音プロジェクトに寄せて①再掲載致します】

 

平素お世話になっております。

 

弊社新譜「フランスいにしえの吐息」をご愛顧くださり、ありがとうございます。

 

来る10月19日(日)

「フランスいにしえの吐息」発売記念演奏会を行います。

 

それまでの期間、

2023年に同タイトルで行った演奏会に寄せて

藍原ゆきがその時の心情を綴ったものを

順次掲載いたしますので、

ご一読いただければ幸いです。

 

演奏者の、その一時の気持ちを通じて

今回の演奏会を身近に感じていただければと思います。

 

演奏会の方も

何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

フィアンメッタレーベル事務局

 

✨CD発売記念演奏会のご案内✨

 

『フランス いにしえの吐息』

ヴィオラダガンバとチェンバロが織りなす、フランス古楽の香り高き世界へ——。

 

このたび、CD『いにしえの吐息 – France, the ancient sigh』の発売を記念し、演奏会を開催いたします。

 

 

🎶【発売記念演奏会】

 

マラン・マレ:組曲 ニ短調(1686年)/組曲 ロ短調・ニ長調(1701年)

クープラン:第27オルドル ロ短調(1730年)

 

日程:2025年10月19日(日)

時間:開場 13:30/開演 14:00

会場:今井館 聖書講堂

〒113-0021 東京都文京区本駒込6丁目11-15

入場料:全席自由 4,000円

 

ヴィオラダガンバ:藍原ゆき

チェンバロ:渡邊温子

 

🔗 お申し込み・お問合せ:

お問い合わせ

 

※※※

 

「フランスいにしえの吐息」録音プロジェクトに寄せて①

 

私と、渡邊温子さんは

今、「フランスいにしえの吐息」プログラムで

録音の準備をしています。

 

来週、レコーディングに入ります。

 

今日は、そこに向けた

最後の調整リハーサルでした。

 

レコーディングで使う

ピオティータ様ご所有の

タスカンモデルのチェンバロで

レジスターの確認から始まり

全プログラムを通しました。

 

今日も、不思議な感じがしたのですが

様々な企画に向けてどう音作りするか

私より、楽器のほうが

よく知っている気がして

楽器に導かれるように弾きました。

 

会場のチェンバロも

繊細で柔らかく、滑らかで

その深い残響に包まれるように弾くのは

なんとも言えず、心地よく

組曲一つずつの世界観を方向つけるために

プレリュードでしっかり音作りをして

そこが、きちんとできると

ファンタジア、アルマンド…と、進んでいく

組曲って、こういうものなんだなと

改めて、体感しました。

 

※※※

そもそも、新型コロナが流行して

演奏会も、全て白紙になり

音楽教室も開けられなかった時に

生徒さんに会いたい、

お客様に会いたい想いで

渡邊温子さんと協力して

YouTubeの動画配信を始めたこと

そして、ずっと向き合い、演奏したかった

ヴィオラダガンバ史の、珠玉の名作を

じっくり形にしたくて

工夫を重ねて、少しずつ

動画にしていったことから

始まった企画です。

 

思えば、もう何年も月日が流れ

コロナ以前には戻らないものの

マスク無しで

日常生活が送れるようになって久しい。

 

その間、録音プログラムで取り上げる曲は

どれも3回くらい、演奏会で弾いています。

 

今日、改めて全曲通すと

沢山の新しい発見があり

録音に向けて、新しい気持ちで

いよいよ旅に出たことを感じました。

 

2024年4月12日記

 

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