2025.10.09
同僚圧力に汚されない響きー女教皇の静けさとともに

私は、子供が小さい時
彼名義の銀行口座を作った。
そして、暗証番号を設定した。
先日、息子にそのことを聞かれて
暗証番号を忘れてしまったことに気がついた。
けれど、通帳に描かれている
キャラクターの名前は覚えていた。

社会的に見ても、というか常識的にも
キャラクターの名前より、
暗証番号のほうが大切だろう。
そうなのだけれど、
頭では理解できるのだけれど、
どうしても、奥底の
自分を偽れない領域で
反応してしまうものがある。

演奏解釈について
特に、古楽のレパートリーについて
どう演奏するべきか
様々なことが言われていて

いろんな論文、文献に残されていること
演奏の実例からしかわからないこと
様々あるけれど

当時から、色んな人が演奏し
色んな人が聴いていたので
たとえ、タイムマシンに乗って
バロック時代のある地点に行ったとしても
その膨大な事象の
ほんの点みたいなものしか知ることができない。

だから、当時の形やあり様を尊重するにしても
自分が、その膨大な事象の中から
「これ」と思うものに反応する
それが大切なのではないだろうか。

どうしても、本能的に
「これ」と反応してしまうものが
人にはあると思う。
その時に、同調圧力や既成概念に汚されない
純粋な世界が見えてくる。

いずれ、演奏解釈とカバラの関わりについて
少しずつ、まとめていきたいと思っています。
その時には、どうぞお付き合いください。

それは、当時の文化とカバラではなくて
現代、それこそユング心理学等の考えを経た上で
現代の演奏表現を
カバラの視点に置き換えるとなにが見えるか
そういうことなのだけれど
同調圧力や既成概念に汚されない世界は
「女教皇」に象徴される。

そして私は、どうしても
音楽作品を受けて、人が心躍動させる瞬間に
反応してしまうのだと思う。

🎶CD【発売記念演奏会】

📅 2025年10月19日(日)
🕐 開場13:30/開演14:00
📍 今井館 聖書講堂
〒113-0021 東京都文京区本駒込6丁目11-15
🎫 全席自由 4,000円
🎻 演奏
ヴィオラダガンバ:藍原ゆき
チェンバロ:渡邊温子

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