2025.10.12
新しい靴と、生きやすさ

「病は気から」という言葉がある。

ただ、いくら励ましの意図だったとしても
体調が悪い人に対して
「そんなの気持ちの持ちようだから」と
無責任に言わないであげて欲しい。
そんなに単純な問題ではないのだから。

でも、自分で「気持ちから元気になる」ことを感じるのは
一つの大きな手応え。

※※※

最近、無理はしないようにしているけれど
少しずつ、歩けるようになってきた。
今まで普段履きにしていた
底のフラットなパンプスがヘタってきたので
新しいものを買うことにした。

ボルドー系の赤いパンプスに
前から憧れがあって、
車の運転できる高さのローヒールにした。

学生の時から悩まされていた腰痛
最近、かなり緩和されていることにも
最中を押された。

靴屋さんには行かれないので
Amazonで注文した。
今朝、試し履きをしてみた。

***

そう言えば、私は
新しい靴がちょっと怖い。

靴擦れに絆創膏を貼っても
また剥がれて、新しい傷になる。

靴がまるで「社会的概念」「コミュニティーのルール」のような気がして
そこに合わない、そぐわない傷み
はじかれる自分を
新しい靴を履くたびに
重ねて感じていたこと
今更のように思い出した。

***

今朝、新しい靴を試し履きした感想は
「最近のパンプスは、履きやすいんだな」と。

なんだか、少し
生きやすくなっていることも感じた。

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