古楽レーベル「fiammetta」再始動に向けて②

「fiammetta」が「炎」に由来することは
前回、触れました。

今回は、アリストテレスによって体系化された
「四元素」について触れてみましょう。

古代ギリシアでは、
森羅万象を「火・水・風・土」の
四つに分類することができると
考えられていました。

この四元素は
哲学、神学、後に化学となっていく錬金術、医学など
幅広い分野において
学問の基礎的な考え方であり続けました。

一度は「迷信」として廃れましたが
20世紀に入ってから
ユングにより
無意識や想像力と深い関わりがあると
再評価されています。

※※※

私が思う、四元素の興味深い所は
外界の物質だけでなく
人間の内側、固有の能力
気分、感情、性格といったものも
四元素によって調整され
更には外界の宇宙と繋がるいう点です。

火のエレメントは、
熱心さに富み、エネルギッシュです。
直観的な先駆者は
火のエレメントを上手に活かした人が多いとも言われます。
それは、火のエレメントが
人間存在が高次元と繋がる時に
一番、高次元に近い所に位置して
例えば、なにか「やりたい」という情熱を
司るエネルギーだと考えられたからです。

（続きます）

#古楽レーベルfiammetta