2024.04.10
「山本有三記念館春の朗読コンサート2024」に寄せて①

「山本有三記念館春の朗読コンサート2024」に寄せて①

 

三鷹市スポーツと文化財団様ご主催の

第15回春の朗読コンサートに

出演させていただきます。

 

山本有三作品の朗読と一緒に

ヴィオラダガンバ演奏をお届けします。

 

お席は、予約制ではなく

お申し込みいただいた中から抽選になります。

締切は今月の24日なので、お急ぎ下さい。

 

山本有三記念館での演奏は

今回で3回目になります。

 

美しい洋館は、

住み暮らした人の息づかいが感じられる様に

大切に残されています。

 

山本有三は、その邸宅に客人をお招きし

「楽しんでいってください」と

もてなしをしたことでしょう。

 

そこで演奏をするのは

過去から現在に繋いでいく温かさを想い

印象的な時間でした。

 

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三鷹を始め、武蔵野の地は

与謝野晶子、太宰治、武者小路実篤、三木露風

沢山の文豪が愛した地域です。

 

そこに、会場である

山本有三記念館はあります。

 

山本有三が住んでいた家を保存して

1996年から

山本有三の偉業を伝える記念館になりました。

 

建物は古く、

1926年、大正時代に建てられ

戦時中は5回空襲を免れて

現在にその姿を伝えます。

 

建物の老朽化による

2017年からの大規模修繕には

その費用の一部をクラウドファンディングが

支えたそうです。

 

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山本有三記念館は、当初

実業家・清田龍之助の住宅として建てられた。

その後、清田が1931年に実業界を退くと、

住宅は売りに出された。

 

山本有三はその頃、

武蔵野村(現・武蔵野市)の吉祥寺に住んでいたが、

家が手狭になったことと、

住宅の周囲に家が建て込んできたことから、

著述のための静かな環境を探していた。

 

そして、現在の記念館である家を気に入り

1936年に購入した。

『路傍の石』、『米百俵』も

そこで執筆されたものである。

 

戦後の1946年に、進駐軍に接収されたため、

山本一家は転居し、

その後、この家に戻ることはなかった。

 

1951年に進駐軍の接収が解除された後は、

1953年まで国立国語研究所三鷹分室が置かれた。

 

1956年に山本有三は

敷地と建物を東京都に寄贈した。

 

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三鷹市山本有三記念館

第15回春の朗読コンサート

 

朗読:野田香苗

ヴィオラダガンバ:藍原ゆき

 

随想『竹』他

 

Aフォルクレ

『ヴィオルと通奏低音の曲集』

(1747年パリ出版)より

第1組曲から「ラボルド氏のアルマンド」

第2組曲から「ブレイユ氏」「ルクレール氏」

 

Aキューネル

『1台もしくは2台のヴィオラダガンバと通奏低音のためのソナタ、パルティータ集』

(1698年カッセル出版)より

ソナタ11番ニ短調

 

Jシェンク

『楽の戯れ』

(1701年アムステルダム出版)より

組曲ヘ長調より「ガボットのテンポで」

 

2024年5月24日(金)、25日(土)

18:00開演

 

詳細はホームページをご覧ください

https://mitaka-sportsandculture.or.jp/yuzo/event/20240524_25/