「山本有三記念館春の朗読コンサート2024」に寄せて①
三鷹市スポーツと文化財団様ご主催の
第15回春の朗読コンサートに
出演させていただきます。
山本有三作品の朗読と一緒に
ヴィオラダガンバ演奏をお届けします。
お席は、予約制ではなく
お申し込みいただいた中から抽選になります。
締切は今月の24日なので、お急ぎ下さい。
山本有三記念館での演奏は
今回で3回目になります。
美しい洋館は、
住み暮らした人の息づかいが感じられる様に
大切に残されています。
山本有三は、その邸宅に客人をお招きし
「楽しんでいってください」と
もてなしをしたことでしょう。
そこで演奏をするのは
過去から現在に繋いでいく温かさを想い
印象的な時間でした。
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三鷹を始め、武蔵野の地は
与謝野晶子、太宰治、武者小路実篤、三木露風
沢山の文豪が愛した地域です。
そこに、会場である
山本有三記念館はあります。
山本有三が住んでいた家を保存して
1996年から
山本有三の偉業を伝える記念館になりました。
建物は古く、
1926年、大正時代に建てられ
戦時中は5回空襲を免れて
現在にその姿を伝えます。
建物の老朽化による
2017年からの大規模修繕には
その費用の一部をクラウドファンディングが
支えたそうです。
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山本有三記念館は、当初
実業家・清田龍之助の住宅として建てられた。
その後、清田が1931年に実業界を退くと、
住宅は売りに出された。
山本有三はその頃、
武蔵野村(現・武蔵野市)の吉祥寺に住んでいたが、
家が手狭になったことと、
住宅の周囲に家が建て込んできたことから、
著述のための静かな環境を探していた。
そして、現在の記念館である家を気に入り
1936年に購入した。
『路傍の石』、『米百俵』も
そこで執筆されたものである。
戦後の1946年に、進駐軍に接収されたため、
山本一家は転居し、
その後、この家に戻ることはなかった。
1951年に進駐軍の接収が解除された後は、
1953年まで国立国語研究所三鷹分室が置かれた。
1956年に山本有三は
敷地と建物を東京都に寄贈した。
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三鷹市山本有三記念館
第15回春の朗読コンサート
朗読:野田香苗
ヴィオラダガンバ:藍原ゆき
随想『竹』他
Aフォルクレ
『ヴィオルと通奏低音の曲集』
(1747年パリ出版)より
第1組曲から「ラボルド氏のアルマンド」
第2組曲から「ブレイユ氏」「ルクレール氏」
Aキューネル
『1台もしくは2台のヴィオラダガンバと通奏低音のためのソナタ、パルティータ集』
(1698年カッセル出版)より
ソナタ11番ニ短調
Jシェンク
『楽の戯れ』
(1701年アムステルダム出版)より
組曲ヘ長調より「ガボットのテンポで」
2024年5月24日(金)、25日(土)
18:00開演
詳細はホームページをご覧ください
↓
https://mitaka-sportsandculture.or.jp/yuzo/event/20240524_25/