「フランスいにしえの吐息」録音プロジェクトに寄せて②
今日は、録音の初日でした。
この日にいい状態を迎えるために
コンディションを整えてきました。
松脂を、もう少し前に替えておけばという
判断ミスもあったけれど
それは、経験にします。
楽器の状態は、stand.FM放送内で
ちょいちょい触れています。
今日の状態は、1弦だけ
振動と箱鳴りが馴染みきれていない状態で
その点は気を使って弾きました。
♬♬♬
通奏低音がチェンバロだけの場合
私は「デュオ」感を大切にしたいです。
そこを大切に、マイクの配置や
バランスを考えて下さったことが
よくわかり
録音されたものを聴くと
「次は、こうやってみよう」とか
発想、気づきが沢山ありました。
前回の録音で、
思い残すことがあるとしたら
「もっと、自分に降りてきた音楽を信じれば良かった…」
ということで
それを、今回はやり遂げようと思います。
私が働きかけて、音にしたものに
今日のメンバー、誰一人として
「普通はこうやりますよ」とは言わず
「自分はこう思う」
「自分には、こう見える」と
心からの言葉で話してくれた
それが、とても勉強になりました。
♬♬♬
私は、日頃からちまちま書いていて
さっきも、お風呂で振り返りを書きました。
お風呂用のノートがあるんです。
声でも発信を続けていて
常に、頭のおしゃべりは
外に出すことを心がけています。
そうすると、演奏に集中しやすいことが
はっきりわかりました。
面白い!
あと、人の話もよくわかります。
変な話ですが
あまり自分のことを話すのは
以前は抵抗がありました。
でも、演奏会でちゃんと話せたり
話を聞いて下さる方に上手にお伝えしたくて
練習しようと思ったのです。
本来、どちらかと言うと
人の話をしっかり聞ける人になりたいと
思っていたのですが
自分が、書いたり話したりで
出し尽くしてしまうと
なんだか、すっきりして
人の話が、先入観無く、無抵抗に
スーッと入ってくる気がするので
それも、今日の発見でした。
演奏のイメージや、目指す方向性を
みんなで協力して
一つの価値観で高みを目指していく
そこにおいて
齟齬やすれ違いなく
言葉を頼りにわかり合えたことは
書くこと、話すことによる
嬉しい効果でした。
明日も、頑張ります( ´ ▽ ` )ノ