「Tヒュームの世界」に寄せて⑦
〜「第一アリア集」の序文〜
理解者である皆様へ
私は雄弁さを学んだり、音楽を公言したりはしません。
私は感性を愛し、ハーモニーに影響を愛しむ者です。
私の専門は、私が受けた教育と同様、武術と、唯一の内的な部分である、つまり音楽でした。
決して傭兵としてはありえない、私には過ぎたものであったのです。
音楽への祈りは、輝く太陽というべきでしょう。
自信を振り返る時、ささやかな努力も栄光であるかのようです。
ただ一つ、私の研究は偽りの模倣からは程遠く、他人の感性を盗んだり、英語の歌にイタリア式の音符を取り入れたり、歌集に詰め込むために歌の断片を盗んだりはしません。
これらは私のひらめきが表現した私の幻想です。もしお気に召さないなら、あなたのそれを見せてください。
「私達のものではなく、あなたのものを選びなさい」と。
さて、すべての気高い精神を持つ人々に対して、控えめな表現と簡潔な自己表現を用いると、私の表題は私の本の内容を表しており、(私の希望が叶わなければ)その表現は彼らの表現を欺くことはなく、彼らの承認に私の労働の果が委ねられます。
そして今後、この堂々とした楽器ヴィオラダガンバは、リュートと同じくらい多様で巧みな音楽を容易に奏でるようになるでしょう。
ここで私は、「音楽性」「情熱」「ディヴィジョン」の三位一体が、最も受け入れられている楽器と同様に、ヴィオラダガンバで優雅に統合されることを主張します。ここでは、軍事決定により、すべての高貴な気質の受け入れを願います。
彼の友人、のまた友人
トバイアス・ヒューム
もしあなたがヴィオラダガンバの真の舞踏を聴き、パートを演奏し、歌いたいなら、9 本の弦を張り、うち3 本の低弦をリュートのようにダブルで張り、6 本の弦のヴィオールと同じくらい簡単に演奏できるようにします。
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リュートに対する一部の表現は
当時から名声高かった
J・ダウランドを意識したものだったと
推察される。
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【演奏会のご案内】
藍原ゆきのヴィオラダガンバ カフェ
Tヒュームの世界
2024/11/17(日)13:30開場、14:00開演
3500円(要予約)ワンドリンク&お菓子付き
会場:カフェヴェルデ
東京都世田谷区松原3-33-5
京王線、東急世田谷線下高井戸駅より徒歩3分
プログラム:トバイアス・ヒューム
『フランス、ポーランド等の第一アリア集
(キャプテンヒュームの音楽的ユーモア)』より
1605年ロンドン出版
「一つの問い」「一つの答え」
「キャプテンヒュームのパヴァーヌ」
「愛の別れ」
「死ぬこと」「生きること」「再び善きこと」他
お問い合わせ、お申し込みはこちら
http://yuki-aihara.com/contact
当演奏会関連記事
https://note.com/shiny_dahlia839/m/m50242624b53b
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