【ヴィオラダガンバ練習曲についての私見②】
時々、私の音楽教室のサイトをご覧になった方から
「レッスンには通えないのですが…」と
前置きをされたうえで
ヴィオラダガンバの学習について
ご質問が寄せられます。
私も、それについて
できる限り丁寧にご対応させていただきます。
その中で一番多いのが
練習曲についてのご質問です。
言葉でのやり取りは難しく
とはいえ、折角の機会でもあるので
大切に思うことをきちんとお伝えする以前に
まず、自分の私見を振り返り、見直すことを
文章化する中で試みたいと思いました。
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私は学生時代、
イタリアのミラノとトリノで学びましたが
どちらの先生からも、
自分の理解や疑問をきちんと言葉にすることを
ご指導いただきました。
そして、
in generale(一般的には)や
si dice (〜と言われます)という
言い回しを使うと
「あなたにレッスンをしているのだから
自分の言葉で話しなさい」と
繰り返し、諭されました。
もちろん、私は日本で育ったので
いわゆる「語学力」という意味では
それは自分でも歯がゆくなるものでした。
それでも、できること、あるものを駆使して
精一杯形にするということは
今から思うと
音楽を演奏として音にする作業と
とても良く似ていたと思います。
※※※
日本に帰国して、
レッスンをするようになってからは
人との心の通わせ方
心地よいコミュニケーションのあり方が
イタリアと日本では異なる部分も多く
イタリアで学んだことをお伝えしたい気持ちと
日本で求められ、
愛されるものを提示しなければ
何をしても自己満足の域を
出ないのではないだろうかという気持ちが
激しく葛藤しながら
手探りの日々でした。
その中で、今のところ一番有効だと思うものは
「ひたすら、一緒に弾く」ということです。
誤解を恐れず、言葉を選ばずに言えば
「言葉がいらないコミュニケーション」に
たくさん出会うことができました。
楽器が豊かに響くとは
実際にはどういうことか
背中で見せられる自分でありたい
そういう想いに支えられ
様々な事情で自分の活動ができない時期にも
勇気づけられたと思います。
一方で、言葉にすること、言葉を探り
そこから形にして伝えようとすることからは
ずっと離れ気味になっていた気もします。
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前置きが長くなりましたが、
次から、もう少し
具体的な話ができると思います。
お付き合いいただければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
(続きます)
https://note.com/shiny_dahlia839/m/m62d4175e40ca
#ヴィオラダガンバ練習曲についての私見
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