「楽の戯れ」に向けて③
というわけで
当日、話す内容を考えているのですが
楽器の解説をしようか…という話になっていますが
どこの演奏会でも同じことを話すのでは
なんだか、申し訳ないし
このプログラム、この企画でしか見えない
ヴィオラダガンバのことを
話せたら嬉しいです。
「楽の戯れ」は戯れの連続
なぞなぞの本みたいで
このフレーズ、どうなってるの?(゚д゚)!
ということが、しょっちゅうあります。
跳躍が激しく
技巧的に弾けば華やかかも知れないけど
テオルボとのデュオで
「繊細なお方」と称されたシェンクを弾くので
どこまでも、掘り下げたい…
でも、「これって、何ですか」と
理屈っぽく見ると、途端に野暮になる…
これって、なにかにすごく似ている
そう思ったのはアルチンボルドでした。
彼はミラノ出身の
16世紀マニエリスムなので
直接的な接点を求めるのは無理でしょう。
でも、主観的な理解に過ぎなくても
イメージを豊かにしてくれたのが
嬉しい、幸せなこと。
知るすべはありませんが
シェンクがアルチンボルドを好きだったら
そう、思ってしまいました。