2024.02.09
テレマンのヴィオラダガンバソナタ

今日は、午後から
テレマンの準備をしています。

※※※

ドゥマシを録音したり
いつも、マレを弾いたりする楽器で
テレマンを弾く。
同じ楽器でも、演奏会に近くなってくると
なんとなく、他の作曲家とは違う
テレマンの音になってくるから
不思議な気がする。

テレマンのガンバソナタ
他の楽器奏者さんに取っては
あまり、耳にする機会がないのかも…

先日のリハで
「いい曲ですね」と言ってもらえて
嬉しかった。

曲集『忠実な音楽の師』から
ソナタト長調を弾きます。

レッスンでは何度か取り上げていて
生徒さんが弾くたびに
羨ましくて仕方がなかった(笑)

今回のプログラムでは
テレマン一人にフォーカスしたことで
彼の「国際的」側面にも触れられる。
このソナタは、イタリア的であろう。
ガンバの、ストレートな響きを狙いながら
和声感の運びが美しい。

類似した音型は言葉の「韻」を連想させる。
一つのゼクエンツの連なりも
理系的なパズルではなく
物語、言葉を感じてしまう。

以前、渡邊温子さんのチェンバロで
演奏動画を作ったことがあったけれど
今回は、佐藤亜紀子さんのリュートに
通奏低音をお願いする。

リュートならではの視点
例えば、タイの使用も
もし、タイでなく四分音符だったら…と
仮定すると
音楽が変わってくる。
通奏低音は、シンプルなように見えて
緻密さが伝わってくる。