今、勉強していることがあって
面白い。
ここでアウトプットしておきたいのは
人の反応を
「身体・心・頭」に分類する考え方。
例えば、不味い食べ物があったとき。
「不味くて食べられない」と
生理的に拒否するのは
身体による反応。
「作ってくれた人のことを考えて、食べなきゃ」と
思うのは、心の反応。
「食べた方が美容にいいから、食べる」
これは、頭の反応。
※※※
日本社会では
心の反応が集団心理的に推奨されがちで
身体による反応は
非協調的、わがままとして
時には自分自身で押し殺してしまうことすら
あるのだけれど
それは、例えば
「叩かれたら痛い」とかと
同じ所から来る反応なので
あまり押し殺してしまうと
あちこちに弊害が来る。
頭は自分に嘘がつける
「こう考えることにしよう」と
偽れる部分で
心も、集団心理に左右されるが
身体は、嘘がつけない。
※※※
「身体・心・頭」は
人によって、どこが強い、弱いといった
バランス感覚がある。
私の育った時代は
息子の育っている環境とはやはり違い
「みんな平等」という前提があった。
それは、私たちの親世代の方々が
様々な理不尽に苦しめられ
次の世代には同じ想いをさせないようにと
作ってくれた環境なわけで
感謝しているのだけれど
「みんな平等」という中に
やはり、どこか「みんな同じ」といった
非現実的な設定があったかと思う。
だから、
「みんなできるのだから、できるはずだ」という
謎の発想が出てくる。
※※※
身体の反応
身体からの声に従うことは
時には、難しいかも知れない。
けれど、
「身体はこういっているのだな」と
自分で受け止めることはできる。
自分の声は
まず、自分自身で聞かなければ始まらない。
また、相手からの言葉も
この3つの分類に分けて見てみると
少し、理解も変わってくる。
※※※
それは、演奏にも
大きく関わってくると思う。
奏者から湧き上がる声が、
絡まらずに音に乗っていくために。
私は、奏者が
本当に湧き上がる声を伝えてくれるとき
最高の喜びを感じるし
私も、そのような奏者でありたい。