2025.05.02
「ドゥマシの熱い鼓動」に寄せておまけ

今年も、ヴィオラダガンバカフェを開きます。

 

今度は、「ドゥマシの世界」と題しまして

2023年に発表した「ドゥマシの熱い鼓動」の

収録曲、及び未収録曲を合わせ

プログラムを組みます。

 

アルバム作成に向ける時間は

今思うと、様々な想いが交差し

簡単に言葉にすることはできません。

 

音楽史上、

決して注目されている作品とは言えない

ドゥマシの「ヴィオル曲集」で

アルバムを作ったこと

誤解を恐れずに言えば、

自分の愛のみで

アクセルを踏み続けたのかも知れません。

 

それを、沢山の方々に

温かく向かえていただき

感謝してやみません。

 

当時の手記をご紹介させて下さい。

 

※※※

 

「ドゥマシの熱い鼓動」に寄せて

♬おまけ♬

 

ドゥマシについて

私の長い話にお付き合いいただき

ありがとうございました。

 

録音を終えて

残り香があるうちに書いておきたくて

書いては、その場で上げていたので

わかりにくい所、見にくい所

あったことと思います。

 

それでも、

お読みいただくことが嬉しく

どれだけ励みになったかわかりません。

本当にありがとうございました。

 

録音が形になったら

また、ご報告させていただきます。

引き続きよろしくお願いいたします。

 

今回は、

ドゥマシの曲集を前半

全て録音すると心に決めて

取りかかりました。

 

私は彼の作品が前から大好きでしたが、

それでも、どう歌うべきかしっくり来ない

フレーズもありまして

 

特に、音域の高低差が少なかったり

音価の刻みが緩やかなものは

歌いきれていない歯がゆさを感じていました。

 

それに関しても、今回

イメージを持つきっかけになりました。

 

ヨーロッパでは古くから

「四元素」という考え方があります。

森羅万象を細かく分解していくと

「火、水、風、土」の

4つに分けられるという考えです。

 

更には「生命の樹」という概念で

いわゆる「高次元」と人間存在が繋がれる間を

体系化しています。

 

それを簡略化して説明すると

高次元に1番近いのが

「火」のエレメントで

「ひらめき」「情熱」といったもの。

 

次が、「水」のエレメントで

「情感」です。

 

それから、「風」。

情報収集したり、

勉強することなど。

 

1番人間存在に近いのが

「土」のエレメント。

現実に最も近いエレメントです。

実際に形や、

目に見えるものとして現す段階です。

 

逆方向に進めると

最初の「火」のエレメントに

純粋に近づいて行く程

形を離れて、抽象的になるのですね。

 

それを、作曲者が旋律を書く所に

イメージとして当てはめると

跳躍の少ない、

穏やかな動きの旋律を歌う時

なにか、掴めるような気がしました。

 

そんなことは

作品解説には求められない

ただの一奏者のイメージですが

今、ここで

言葉にしたくなりました。

 

#ドゥマシの熱い鼓動

 

2023年7月31日記

 

※※※

 

藍原ゆきのヴィオラダガンバカフェ

【ドゥマシの世界】

 

2025年5月18日

13:30開場、14:00開演

3500円ワンドリンク、スイーツ付き

カフェヴェルデ

京王線、東急世田谷線下高井戸駅より徒歩3分

 

プログラム

ドゥマシ「ヴィオル曲集」1685年パリ出版より

 

2023年に発表したCD「ドゥマシの熱い鼓動」、ご好評いただき感謝しております。今回は収録曲から組曲を一つ、そしてCD未収録の組曲も一つ選んで、プログラムを組みました。

ドゥマシの物語はまだ続きます。応援よろしくお願いいたします。

 

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アルバム「ドゥマシの熱い鼓動」好評発売中

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#ヴィオラダガンバカフェ2025

#ドゥマシの世界

#ドゥマシの熱い鼓動