急なご報告ですが
「羽鳥慎一のモーニングショー」の取材を受けました。
明日(16日)、放送予定だそうです。
以前、飛行機の荷物室に…
ヴィオラ・ダ・ガンバを預けた際に
大きく破損して戻ってきた、という
ブラジル人演奏者のブログがあり
それに関して取り上げるので、
ヴィオラ・ダ・ガンバの説明をするというものでした。
今日のお昼に連絡を頂いて
夕方インタビューを受ける、ということになり
余り心の準備はできないまま、
できることを精一杯させていただこうと思いました。
演奏家として、自分の楽器が理不尽に破損するというのは
片腕がもげるくらいの大きな痛手だと思います。
インタビューの中では、わかりやすくするために
金額がいくらのものだったのか、という話も出てきますが
仮にお金で責任をとってもらったとしても
何の解決にもならないでしょう。
ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者を代表して
インタビューを受けるという責任重大な時に、
私のような至らないものが、
できることとは、なんでしょうか。
私が怒りや理不尽さを感情的に表現しても
それは何の意味もないことだと思いました。
演奏家には、楽器が大切、
人それそれ、大切なもの、共に歩むものがあると思います。
今回、楽器が理不尽に破損した、というニュースは
改めて、大切な存在そのものや、
大切なものと一緒にいることが当たり前なのではなくて、
とても特別なことなんだなということ
これから、大切なものと一緒にどう歩んでいきたいのか
私たちに問うきっかけなのではないでしょうか。
それを踏まえたうえで、怒りや感情ではなく
私が感じたこと、知っていること、思うこと
なるべく飾らずにお話ししたつもりです。
あまり上手にはお話しできていないと思いますが
よかったら、見てやってください。
ちょっと、楽器も弾いています。